ピアノの練習に励んでおりますが、ピアノを始めた理由の一つに電子ピアノだと「近所迷惑にならない」があります。
他の楽器はどうなんだろうと思って少し調べたんですが、意外なおすすめの楽器がありました。
バイオリン(ヴァイオリン)です。
初心者が楽器を始めようと思っても、「近所迷惑にならないかな?」や「下手くそな演奏を人に聞かれたくない」など、どうしても億劫になってしまうと思います。
今回はバイオリンが初心者に向いていることを紹介したいと思います。
コロナウイルス感染状況はピークアウトと感染拡大を繰り返しており、まだまだ油断はできません。
楽器練習だと自宅に篭ってストレス発散できるので、この機会にバイオリンを始めてみてはいかがでしょうか。前回の緊急事態宣言時にあまりにも暇で既に始めた方がいるかもしれません。新たに音楽教室に通うのは敷居が高いと思うので、上達するための教材も紹介します。
近所迷惑にならない楽器は以下の記事でも紹介しています。

バイオリン人口
バイオリンを演奏できる人ってどのくらいいるのでしょうか?
有名な方だと「葉加瀬太郎さん」が思い浮かびます。うーん、それ以外の方は全く思い浮かびません。
最近は、高嶋ちさ子さんがバラエティー番組によく出てますね。たまに演奏してるシーンも映っていますが、通しで演奏しているところは見たことがありません(笑)。音楽家ではなく芸人としてテレビに出てますね(笑)
ピアノやギター、吹奏楽の楽器を演奏できる人は結構知り合いにいますが、バイオリンは誰もいませんね。
バイオリンってピアノと同じくらい誰でも知ってる超有名な楽器なんですが、実際に弾ける人って限られています。演奏会以外で、すぐ隣で弾いている姿も今まで見たことがありません。
バイオリン人口をWEBで調べたのですが、明確なデータがありませんでした。それなりのことが書かれてあるページには日本のバイオリン人口は約10万人だそうです。以下参考リンク。
ピアノは約400万人と言われているので、バイオリン人口はとても少ないですね。
一般的には非常に難しい楽器で値段も高いイメージです。お金持ちのお坊ちゃまやお嬢様が習っているイメージですよね。
でも個人的にはバイオリンが弾けるととてもカッコいいイメージがあります。滅多に弾ける人がいませんし、育ちが良さそうな感じもします(笑)。正直、憧れます。
サイレントバイオリン
そんな憧れのバイオリンですが、上手く演奏できるまで手を出したくない楽器でもあります。
そう、あの「ギーッギギーーッ」って音です。アニメやドラマでも初心者が手を出して悲惨な音が鳴ってしまうシーンがありますよね。絶対に人に聞かれたくありません。たしかサザエさんのマスオさんがあの音を出していた記憶があります(笑)。
そこで「サイレントバイオリン」が登場します。
サイレントバイオリンは電子バイオリンで、サイレントの名の通り静かです。アンプやヘッドフォンを介して音を出すので、悲惨な音を人に聞かれる心配がありません。
上手く演奏できるようになったとしても、一般家庭でバイオリンの練習は近所迷惑になります。
電子バイオリンを探している方は、以下のような製品が通販で入手できます。
サイレントバイオリン
ヤマハのサイレントバイオリンはセットで約14万円します。少し高いですね。色はブラック/ブラウン/レッドから選べます。
こちらもYAMAHAですが、9万円台ともう少し安いサイレントバイオリンです。
とりあえずお手軽な電子バイオリンを探している方は、以下の製品はどうでしょうか。2万円台です。色はブラック/ブラウン/レッドから選べます。
こちらは1万円台前半です。
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こちらは1万円弱です。
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通常バイオリン+消音
こちらは普通のバイオリンです。吸音ゴムと組み合わせると若干音量を抑えることができます。子供用のサイズも揃っています。
消音器は3百円台からあります。
こちらはカラーバリエーションが豊富です。
こちらは通常1万円弱と激安なんですが、弦を自分で張らないといけないので、多少知識が必要なようです。知り合いが詳しかったり、親の真似をしてバイオリンを始めてみたいお子様に最適じゃないでしょうか。
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こちらはチューナー付きです。あまり価格が変わらないので、こちらのほうがオススメです。
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こちらは弓2本つきです。
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手作りバイオリン
国内楽器メーカーのスズキが「手づくり楽器シリーズ」を販売しています。
バイオリンが自分で組み立てられるなんて面白いですね。楽器演奏に少し自信がない人でも、組み立て自体に達成感があるので、とてもオススメです!
価格も1万円ちょいとお手頃です。

ヤマハのサイレントバイオリンは1万本を超えるヒット商品もあるようです。以下のヤマハのWEBページでバイオリンの成り立ちや基礎知識などが詳しく載っているので、リンクを貼っておきます。
サイレントバイオリンであれば初心者でも憧れのバイオリンに挑戦できるのではないでしょうか。
バイオリンのサイズ
さきほど紹介したバイオリンは大人用のフルサイズです。
フルサイズは「4/4」と表記されています。
バイオリンは子供用サイズのものもあります。
4/4(フルサイズ)、3/4~1/16と主に7種類ありますが、バイオリンの長さが単純に1/16などになっている訳ではありません。(本当に1/16の長さだと全く弾けませんよね)
サイズ/バイオリンの長さ/対応する身長の目安は以下の通りです。
バイオリンのサイズ | バイオリン全長(例) | 身長の目安 |
---|---|---|
4/4 | 59.4cm | 144cm以上 |
3/4 | 55.8cm | 135cm~ |
1/2 | 52.2cm | 127cm~ |
1/4 | 47.2cm | 117cm~ |
1/8 | 43.4cm | 110cm~ |
1/10 | 39.8cm | 105cm~ |
1/16 | 36.1cm | 105cm未満 |
子供用にバイオリンを購入する場合は、楽器店で実際に弾きやすいサイズを選ぶことをオススメします。
楽器店には申し訳ありませんが、サイズだけ確認して、通販で購入することも可能ですね。
YAMAHAのBraviolは、フルサイズ(4/4)から3/4-1/2-1/4-1/8と、サイズの種類が豊富です。6~7万円です。
他のメーカーは以下の通りです。2~3万円台です。
こちらは1/8サイズ
こちらは1/4サイズ
こちらは1/2~4/4までのサイズが揃っています。
バイオリンが初心者向きである理由
先ほどのサイレントバイオリンのところで悲惨な音が鳴ってしまうことを例に挙げましたが、実はそんなに悲惨な音が鳴る訳ではありません。あれは笑いを誘うための演出です。
音色よりも音程が難しい
バイオリンが難しいのは、音色よりも音程です。
ピアノは鍵盤を押せばその音が鳴ります。ギターも弦を押さえて弾けばその音が鳴ります。
バイオリンにはギターのようなフレットがありません。
バイオリンを正しい音程で弾くためには、いつも同じ場所を押さえる必要があります。フレットがないので少しでもずれると音程が狂うことになります。
一流バイオリニストのような美しい音色ではない初心者が音程を外しながら演奏するので悲惨な音に聞こえるだけです。一つの音程だけをロングトーンで弾くのであれば、それほど悲惨な音には聞こえません。
後で紹介しますが、目印をつけてしまえば音程を外すことはありません。
バイオリンは花形の主旋律
バイオリンの演奏ってどういうイメージでしょうか?
バイオリンはピアノやオーケストラをバックに一番目立って主旋律を弾いていますよね。オーケストラの中にもバイオリンがあり伴奏側に回ることもありますが、バイオリンは歌手と同じように主旋律だけの演奏でも十分に映えます。
ピアノも単独で演奏できますが、主旋律だけの演奏曲なんてありません。一人で主旋律も伴奏もこなす必要があります。ギターはほぼ伴奏の役割です。
ピアノやギターは複雑な和音を出さないと演奏が成立しません。
けど、バイオリンは和音を出さない主旋律だけで十分です。それだけでとても美しい演奏ができます。つまり、一つのメロディーだけ弾ければいいんです。初心者向きです。
初心者がどうやって練習するのか
音楽教室に通う
音楽教室に行けばプロの講師が丁寧に教えてくれます。
メリット
デメリット
音楽教室についてはピアノの練習についての記事でも書いているので、そちらを確認してください。
イベントなども企画されているので、交友関係も広がります。
全国展開しているシアーミュージックだと無料体験もできるので一度確認されてはどうでしょうか。バイオリンコースがあります。
コロナウイルスが心配で「教室に通うのはちょっと。。。」と思っている人も多いと思いますが、シアーミュージックでは2ブースを使用して、講師と生徒が直接接触しないレッスンを実施しています。校舎でのレッスンなので、コロナ対策バッチリなのに騒音を気にする必要がありません。
オンラインレッスンのように音質が悪かったり、音が途切れたり遅延してレッスンにならないなんてこともないので、とてもオススメです。
独学
自宅で独学で練習する場合、初心者向けの教材を使用して練習します。
メリット
デメリット
デメリットのほうが多いです(笑)。
これもピアノの練習の記事とほぼ同じですが、「バイオリンは花形の主旋律」で書いたように主旋律だけ練習すればいいので意外とピアノよりは敷居が低いと思います。
音楽教室に通っても自宅での練習がメインで、教室では自宅練習の成果の確認と課題が与えられるので、バイオリンの場合いっそのこと独学で始めるのも一つの手だと思います。
特に以下ような方は独学でないと始めることができません。
コロナウイルスの流行による音楽教室の営業自粛要請は解除されており、屋内でもマスクをしなくてよくなりましたが、多くの人がマスクをしている状況です。まだ感染に不安を持っている人が多いんですね。
バイオリンだと個人レッスンになるので、グループレッスンよりはリスクは低いと思いますが、たくさんの人が通っているし、レッスン会場に行くための交通機関も気になりますよね。
自宅で練習すれば、感染のリスクは下がります。
初心者向けの独学教材
初心者にとても良さそうな教材を見つけたので紹介します。
たったの30分で弾ける!初めてのヴァイオリンレッスンDVD
この教材は初心者にターゲットを絞っており、30分で1曲弾けるようになり、その後、表現力を上げたり演奏できる曲を増やしていくことを目指した教材です。
たったの30分で弾ける!【初心者向けヴァイオリンレッスンDVD】の詳細はこちら
受講者の声の中に以下のメッセージがありました。
本当に30分で弾けるようになるみたいですね。ピアノと違って主旋律のメロディーだけなので可能な気がします。
この教材は、ご自身もバイオリンとピアノ教室の講師をされ、様々な演奏活動を行っている「池田晴子先生」がDVDでバイオリンの持ち方や構え方、実際の指の動きとともに細かく説明しながら楽しく教えてくれる教材です。
この教材のどのような点が初心者向きなのかを挙げてみます。
正しい音程で弾ける
「バイオリンが初心者向きである理由」でも説明した通り、音程を表わす目印があれば正しい音程で弾くことができます。悲惨な音にはなりません。
この教材には上の画像のような貼って剥がせるシールがついてきます。
貼ると上の画像のように音程の目印になり、音程を外しません。上達して感覚が掴めたらきれいに剥がすことができます。
このような目印は音楽教室でも実施されています。
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楽譜が読めなくても安心
初めて楽器に挑戦する方の中には楽譜を読むことに自信がない方もいると思います。
上の画像はレッスンDVDの映像の一部です。
アルファベットと数字でどの弦のどの場所を押さえるのかを表わしているので、音符が読めなくてもすぐに弾くことができます。
上の画像のように楽譜自体にもアルファベットと数字が書いてあります。
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知ってる曲だから楽しく続けられる
楽器の基礎練習曲って知らない単調な曲が多いです。練習用だから仕方ないかもしれませんが楽しくありません。プロを目指すのであればいいんですが、大人になってから趣味で始める方だと楽しくないことなんかしたくありませんよね(笑)。
この教材の練習曲を挙げます。
- きらきら星(モーツァルト)
- 第九 喜びの歌(ベートーベン)
- アメイジング・グレイス(賛美歌)
- 見上げてごらん夜の星を(坂本九)
- アイネ・クライネ・ナハトムジーク(モーツァルト)
- カノン(パッヘルベル)
- トゥーランドットより誰も寝てはならぬ(プッチーニ)
- 情熱大陸(葉加瀬太郎)
どれも聞き馴染みのある曲です。曲名が分からなくても実際の曲を聞くと知ってると思います。知ってる曲だと楽しみながら練習できます。
最終的に情熱大陸を弾けるようになるんですね。凄いです。
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費用が抑えられる
この教材はDVDを見ながら、初めはバイオリンの基礎知識から始まり徐々に練習曲がステップアップしていきます。最終的に情熱大陸も含めた8曲を弾くことができます。
レッスンの一部がYoutubeで公開されていたので貼っておきます。
この教材のレッスンは34レッスンあります。
この教材は現在、32,780円(税抜29,800円)で販売されています。
直接の対面指導はありませんが、音楽教室に通うよりもかなり費用を抑えることができます。
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楽器セット
皆さんはバイオリンを持っているでしょうか?
ほとんどの方は持ってないですよね(笑)。
電子ピアノだったら家電量販店でも売ってますが、バイオリンってどこで買うの?って感じですよね。
通販でも売ってますが、どういう観点で選べばいいか分かりませんよね。この教材はバイオリンがセットになったバージョンもあります。
通常のバイオリンとサイレントバイオリンから選択できます。下の画像はサイレントバイオリンです。必要なものが全てセットになっています。
金額は楽器分が加算されるので高くなりますが、細かな物を選ぶだけでも大変なので、とても便利だと思います。もちろん教材も含まれています。
個別に揃えるよりも安く済みますよ。
電子ヴァイオリンセットは税込みでも87,340円です。最初のほうで紹介したYAMAHAの電子ヴァイオリンだと単体で約9万円です。グッドアピールだと細かな付属品や教材までセットになっているのでお得だと思います。
通常ヴァイオリンセットは126,280円(税込)です。
最近は、中国生産品が多いので、クラシック音楽の本場のヨーロッパ製バイオリンがこの価格で入手できるのは、とても安いと思います。
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まとめ
初心者が始める楽器としてバイオリンを紹介しました。サイレントバイオリンだと近所迷惑を気にすることなく練習でき、バイオリンは主旋律を演奏するのでピアノよりも敷居が低いと思います。
音楽教室に通われたい方は以下の音楽教室の無料レッスンを確認してください。コロナ対策でオンラインレッスンもやっています。
ピアノよりは独学で練習しやすいので、まず手始めに自宅で練習される方は以下の教材をおすすめします。そろそろ皆さん外出自粛疲れが出ているんじゃないでしょうか。バイオリンの練習でストレス発散しましょう!
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楽器もセットで購入したい場合は以下の教材と楽器のセットをおすすめします。
ヴァイオリン品薄のためお早めに!
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コロナウイルスの影響で自宅でしか練習できない人に向けて、販売元のGood Appeal社が「コロナに負けるな!おうち時間応援キャンペーン」を実施中です。
今回は特別にプレゼントがつきます。期間限定で追加レッスン曲がプレゼントされます。
これらのプレゼントは2023/8/16(水)18時までの期間限定なので、逃さないようにしてくださいねす。
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サイレントバイオリンではありませんが、自作できるバイオリンキットがあります。

他の楽器を始めてみたい方は、以下の記事で紹介しています。



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