以前、ボイトレの自主練する場所について記事を書き、カラオケボックスを紹介しました。
このときには場所としての紹介しかしませんでしたので、カラオケボックスで練習する場合の注意点について書いてみたいと思います。
巷のウワサの疑問
いろんなサイトを見ているとこんな注意点を挙げています。
- 乾燥しないようにエアコンを調整する
- 砂糖の入ったジュースなど粘度の高い飲み物は飲まない、ウーロン茶は喉の油分を取ってしまうので避ける
- 冷えた飲み物も避ける
うーん、どちらかと言うとそうなのかもしれませんが、こんなこと気にしなくていいと思います。
普段、歌う場所ってどこですか?
結局、カラオケボックスでお酒も飲みながらみんなでワイワイしながら歌いますよね。飲み物なんか気にしても仕方ありません。周囲でたばこも吸ってます。
プロ歌手を目指してる人でも気にするんですかね?冬の野外は乾燥してますよ。暖房効いてる室内ならもっと乾燥してます。
細かいことを気にしても意味ないです。そんなことより練習に集中しましょう。
一方ごもっともな意見もあります。
- エコーを下げる
- マイクを使わない
これらは、練習に有効だと思います。
カラオケボックスで気をつけること
僕はカラオケボックスでマイクを使いません。自主練の話ですよ。みんなと楽しむときは変な人になるのでマイクを使います。
マイクを使わない
一人でカラオケボックスを利用すると少人数用の部屋に案内されます。よほど大きな部屋じゃない限りマイクがなくても自分の声が聞こえます。
マイクを使わないメリットを挙げてみます。
- 実際に出している声の音量が分かる
- エコーがないので純粋な自分の声の響きが分かる
- マイクを近づけたり離したりすることで音量を調整している癖が通用しない
- マイクを使った姑息な歌唱テクニックが使えない
マイクを使うと練習にはなりません。変なテクニックを覚えるだけです。みんなの前ではそのテクニックを披露すればいいんですが、練習のときはマイクを使わずに自分の体だけで響いた声を出し、音量や声質を変化させるように練習しましょう。
発声練習だけでなく曲を入れての練習もです。伴奏がうるさい場合はマイクを使うのではなく伴奏の音量を少し下げましょう。
ミックスボイスがある程度できている状態だと、カラオケボックスの狭い部屋だと声が響きすぎて消音して欲しいくらいなんですけどね(笑)。
響きすぎる人はヒトカラ専門店の防音室がお薦めです。内部の壁も吸音材になっているので、ほとんど響きません。
エコーをかけない
女性の方などで大きな発声が難しい場合はマイクを使ってもいいと思います。しかし、以下のことに注意してください。
- エコーをかけない:自分の響きが分かりません
- 最低限のマイク音量にする
できるだけ自分の体から発した声を確認できるように練習してください。
姿勢
僕は姿勢は歌に影響しないと思っているので、どんな体勢でも構いません。
「直立か腰を曲げずに若干前に倒す感じで、足は肩幅に広げて~」なんてしなくていいです。座っても立っても寝てもいいです。
みんなとカラオケを歌うときは座って歌います。盛り上がってきたら立ち上がって軽く飛んだりもしますよね。体もリズムに合わして動かします。
プロ歌手もミュージカルもオペラも、踊りや演技しながら歌います。
「歌うときはこの姿勢です」ってのは間違いです。
あるとすれば筋肉を硬直させるような姿勢は良くないってくらいですね。逆に動き回れるような状態のほうが喉の周囲の力が抜けるので、歌うのに適しています。
海外のボイトレ映像を見るとほとんど座ってレッスンしてます。例えば、下のリンク先の動画のように凄くリラックスして指導してます。教わっている生徒も座ってます。(どちらが生徒か分からない風貌ですが)
日本人は気合を入れるときは直立するものだと思ってますよね。日本人の感覚で立ったほうが声が出ると勝手に思い込んでいる気がします。
まとめ
カラオケボックスでは「マイクを使わない」、使ったとしても「エコーをかけない」ことが重要です。自分の体で響かせて声を出しているのかを確認しながら練習しないと上達しません。
また、場所とは直接関係ありませんが、姿勢は硬直する姿勢でなければ何でも構いません。リラックスしていつでも自由に動ける状態で練習しましょう。
頻繁にカラオケボックスを利用される方に朗報です。以下の記事で有名カラオケ店で1200円割引きする方法を紹介しています。
【1】はじめに
【2】歌唱の基礎知識
【3】発声練習編
【4】歌唱テクニック編
- 高音ボイストレーニング -
【1】カラオケで高い声を出したい
【2】高音ボイトレ 導入編
【3】理論編
【4】練習編
- 番外編 -
【番外編】
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