ハーモニカは口につけて演奏する楽器なので、ハーモニカ内部に唾液がつくこともあります。
このところの暑さで、少し匂いが。。。
このまま放置したら、悲惨なことに。。。
ハーモニカの普段のお手入れってどうしたらいいんでしょうか。
ハーモニカの普段のお手入れ
ハーモニカのメーカー(トンボ/スズキ/ホーナーなど)のWEBページを確認すると、概ね以下のようなお手入れ方法が推奨されています。
吹く前に
- ハーモニカを吹く前にうがいをしてください。
- リードに異物が挟まってしまうと音が出なくなる事があります。
多分、食事の食べカスやタンなどの異物がハーモニカの内部に侵入してしまうと、音が出なくなったり、不衛生になってしまうことを防止するためだと思われます。
吹き終わったら…
- ハーモニカの吹き口を下にして持ち、上から下に2~3回強く空振りしてください。
- 故障の原因となるので、手で強く叩くことはしないでください。
- ホコリの出ない布を水に浸け堅く絞ってカバーの汚れや口元の汚れを拭いて除去してください。その後、乾燥した布で乾拭きしてください。
ハーモニカは口をつけて演奏するので、どうしても唾液や湿気がついてしまいます。演奏後には空振りで水分を飛ばすことが推奨されています。
このとき強く飛ばそうとして手で振動を与えてしまうと内部のリードが変形し調律がずれたり故障することがあるので、手で強く叩くことは禁止されています。
クリーナーで除菌/清潔に
除菌ができるクリーナーが市販されています。
口につけて演奏する楽器なので、毎回クリーナーでお手入れしていれば、清潔に保つことができます。どれも千円以下の商品です。
こちらはアルコールタイプでミントの香りが爽やかです。
こちらは食品由来のノンアルコールタイプです。
ハーモニカのお手入れ用のクロスもあります。
水洗いはできるの?
推奨通りに手入れをしていても、長く使っていると内部が汚れてしまいます。
その場合、木製以外のハーモニカであれば、水洗いすることも可能です。
- ぬるま湯を張り、汚れが浮いてくるまで浸ける。
- その後、並行に動かして汚れを落とす。
- 水洗い後は、吹き口を下に向けて陰干しをし、よく乾かす。
蛇口から出る水を直接吹き口に入れると故障の原因となるので、やらないでください。
乾燥させるときにドライヤーなどで熱を加えないでください。加熱すると内部のリードが変形して調律がずれたり音が出なくなる可能性があります。
また、一部が木製のハーモニカを水に浸けると木製部分が膨張して故障の原因となるので、木製のハーモニカは水に浸けないでください。
水洗いだけでは不安
水洗いしても「なんか微妙に臭うかも。。。」なんて場合もあります。
普段あまりお手入れせずに、長期間ほったらかしてしまった場合、内部にカビが生えたり、金属部分が腐食してしまうこともあります。
楽器の中では安価な部類のハーモニカですが、すぐに買い換えるのは勿体無いです。
(出典:トンボ社のハーモニカのお手入れ、修理ページより)
ハーモニカも他の楽器と同様に調律や部品の交換ができるようになっています。そのため、基本的には分解することが可能です。(半分おもちゃの製品はよく分かりませんが。。)
交換用リードプレート
例えば、交換用リードプレートも市販されています。2千円台です。
対応しているハーモニカ(ブルース・ハープ)はこちらです。
通常の水洗いで汚れが取りきれない場合は、分解して内部を洗浄すれば元に戻る可能性があります。
メーカーのWEBページでは分解して洗浄する方法は推奨されていませんが、買い換える前に試してみるのも一つの方法だと思います。
元々、リードプレートを交換できるようになっているので、ネジを外せば簡単に分解することができます。
注意点としては
ゴシゴシ洗うのではなく、中性洗剤をつけて歯ブラシなどで優しく洗えばいいと思います。
リード調整工具
トンボの交換用リードは一般通販されていないようですが、調整工具は販売されています。
トンボ以外のメーカー製ハーモニカにも使用できるんじゃないでしょうか。
こちらはスズキの修理工具です。
やはり、普段のお手入れが重要です。
異臭が出ないように、除菌クリーナーを使用するなど、こまめに清掃してください。
ハーモニカの種類はこちら
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