【Liano L1SP新発売!】KORG製電子ピアノL1SP/XE20/B2シリーズの違いは?【初心者はLiano L1SP/高機能のXE20/本格タッチのB2も】

ピアノ
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2022年9月下旬にKORGから電子ピアノLiano L1SPが発売されました。

KORGの電子ピアノと言えば、3-4万円台とリーズナブルなのに本格的な音色のB1B2が有名ですね。B2の上のクラスは7万円台のC1 Air

また2020年にはB2C1 Airの中間のクラスのXE20も発売されました。

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レッドやブルーなどカラフル・モデルあり!

各モデルのコンセプト

KORGは、クラシックピアノ自体は販売していません。

YAMAHAやKAWAIなどはクラシックピアノから家庭向けの電子ピアノに派生していったイメージですが、KORGはシンセサイザーなどのデジタル楽器から本格的な電子ピアノに発展したイメージです。

KORGの電子ピアノはいくつかモデルがありますが、各モデルは概ね以下のコンセプトだと思います。

  • B1/B2など:エントリーモデル。できるだけ機能を抑えてリーズナブルな価格を実現。
  • C1 Air:本格的な鍵盤タッチのモデル。見た目もクラシックピアノ。
  • G1B AirC1 Airからスピーカーを強化し、さらに音質を求めたモデル。
  • XE20:価格は抑えつつ機能を充実しているモデル。見た目はシンセっぽい。
  • D1:シンセサイザーのような使い方で、スピーカーなし。(バンド向け?)

他にもLP-180LP-380などもありますが、この辺りの機種は少し古いけど人気があるので継続販売している感じでしょうか。コンセプト的にはクラシックピアノの代わりの電子ピアノですかね。鍵盤タッチや音色はC1 AirG1B Airの新しい機種のほうがいいとは思います。

 

今回、発売されたLiano L1SPは、B1/B2よりもさらにライト層をターゲットにした電子ピアノです。

Liano L1SPの特徴

B1/B2は初心者向けなのですが、リーズナブルな価格からは想像できないほど、本格的な音質、鍵盤タッチを実現しています。

僕もKORG B1でピアノデビューしましたが、店舗で実際に触ってみたときに「えっ、普通のクラシックピアノとどこが違うの?」と思ってしまいました。当時のB1は3万円弱だったので、本格的な音色と鍵盤タッチなのにこの価格を考えると衝撃的でしたね。

B1B2は、ほぼ見た目が同じで、B1の機能強化版がB2です。

B2Nは、B2の鍵盤タッチをライトにしたモデルです。女性やお子様でも気軽に楽しむことができます。

B2B2NでKORGのエントリーモデルは完璧と思っていましたが、今回のLiano L1SPさらなるライト層をカバーしています。

ざっくり特徴を並べると以下の通りです。

  • 弾きやすいライトタッチ鍵盤
  • 本格的なサウンド
  • 軽量・薄型
  • 乾電池で屋外演奏可能
  • 6色のカラフルなボディ

レッドやブルーなどカラフル・モデルあり!

弾きやすいライトタッチ鍵盤

弾きやすいライトタッチ鍵盤

Lianoのために新規開発したLS鍵盤を採用。コルグ・シンセサイザーのフラッグシップモデルKRONOS LSに採用されたLS鍵盤のフィールはそのままに一層軽量化されました。軽いだけではなく、心地よい打弦感を実現したLianoだけの新鍵盤です。

ピアノを気軽に始めたい方、ピアノの重い鍵盤は苦手という方に特にオススメです。

本格的な音色

ピアノ、エレピ、オルガン、ストリングスを含む本格的な8つの音色を揃えており、ダイヤルを回して選ぶだけですぐに切り替わるシンプル操作となっています。

リバーブ、コーラスの2つのエフェクトも用意されています。

Bass Reflex

パネル面にスピーカーを配置することで演奏者に直接音を届けます。また背面に穴を設けたバスレフ構造となっており、薄くスマートな筐体では難しい「ダイナミックな低音」を実現しています。

サウンドデモはこちら

7cm薄型のスリムなデザイン

7cm薄型のスリムなデザイン

88鍵のフルサイズ鍵盤を採用しながら130 cmを切る横幅、スピーカーを搭載しながら約7cmという薄さを実現しています。

B2の厚みは約12cmなので、Liano L1SPの約7cmは相当に薄いことが分かります。

6色のカラーバリエーション

5色が揃ったカラフルなボディでインテリアにも

B1B2はホワイトとブラックの2色のみでした。価格を抑えるために売れどころ色に絞ったのだと思います。

Liano L1SPは、なんとカラフルな6色が用意されています。

ピアノを弾くだけなら無機質なブラックで十分ですが、カラフルなモデルが揃っていると、初心者でも取っつきやすいですね。

レッドやブルーなら、部屋が明るくなってインテリアとしてもいいかも。

レッドやブルーなどカラフル・モデルあり!

6kgの軽量ボディで気軽に持ち運び

6kgの軽量ボディで気軽に持ち運び

88鍵、スピーカー搭載で6kg(※単3形電池6本使用時は+約200g)と、ピアノが1人で気軽に持ち運べる軽さになりました。

B2は11.4kg、スタンドとセットになったB2-SPだと21kgです。

B2-SPのスタンド込みの21kgだと部屋の模様替えも大変ですが、Liano L1SPの6kgだと外に持ち運ぶこともできますね。

乾電池でポータブル演奏

外で演奏することなんてないから重さはどうでもいいんじゃない?

電源もないし。。。

Liano L1SPは、なんと乾電池で演奏することができます。

乾電池でポータブル演奏

単3形アルカリ乾電池6本で約8時間動作可能(使用電池、使用状況により変動します)です。

Liano L1SP本体にスピーカーが内蔵されているので、そのまま外出先で演奏することができます。

軽量・薄型なので、キャンプに持っていくこともできますね。

ペダル、譜面立て、専用スタンド付属

電子ピアノは形状で大きく以下の2つのタイプに分かれます。

  • クラシックピアノ風
  • キーボード風

キーボードタイプの電子ピアノはスタンドを別途用意する必要があります。

B1B2も基本的にはスタンドを別途購入する必要があります。(スタンド付きモデルとしてB2-SPがあります)

Lianoの型番を疑問に思った人もいるんじゃないでしょうか。

エントリーモデルなのにL1SP

SPってスタンド込みのモデル名じゃないの?

そうです。

Liano L1SPスタンド込みです。

初めてピアノを購入する人は、どのようなオプション品が必要なのか分からないですよね。調べるのも面倒だし、本体価格だけで済むと思ったら、オプションにお金がかかったなんてこともあります。

Liano L1SPにはペダル、譜面立て、専用スタンドが標準装備されており、買ったその日から演奏を楽しむことができます。

レッスン教材、アプリなど全部揃ってる

また、演奏の上達に役立つ「Skoove」や ピアノ・キーボード音源アプリ「KORG Module」、DAW音楽制作アプリ「KORG Gadget 2 Le」、制作した楽曲を世界中で販売できる「TuneCore」(50%オフ・クーポン)といったソフトウェアも付属しています。

スタンドから、レッスン教材、アプリなど全部揃ってるんだね~

とりあえずLiano L1SPを注文するだけでいいんだよね

性能とかではなく全部揃っているところが初心者には嬉しいのかもしれませんね。

全部揃って、一般的な通販などで約4万円です。(2023/6/13時点)

レッドやブルーなどカラフル・モデルあり!

各モデルの機能・仕様の違い

各モデルの仕様を比較してみました。

対象モデルはLiano L1SPXE20シリーズB2シリーズです。

機能・仕様表

各モデルの機能・仕様は以下の表の通りです。

Liano L1SP XE20シリーズ B2シリーズ
発売日 2022年9月 2020年8月 2019年6月
実売価格
(2023年6月参考)
約4万円(スタンド込) XE20:約5万円(本体)
XE20SP:約6万円(スタンド込)
B2N:約4万円(本体)
B2:約4万円(本体)
B2SP:約5万円(スタンド込)
カラー ブラック/
パール・ホワイト/
メタリック・シルバー/
メタリック・グレー/
メタリック・レッド/
メタリック・ブルー
ブラック ブラック/
ホワイト
鍵盤 88鍵、
LS鍵盤
88鍵、
NH鍵盤
88鍵、
B2N:NT鍵盤
B2/B2SP:NH鍵盤
タッチ・コントロール 3段階 4段階 3段階
音色 8種類 705以上のサウンド、41のドラム・キット 12種類
同時発音数 120(最大) 184ボイス
ジャーマン・ピアノ、イタリアン・ピアノ音色は合わせて最大120ボイス
その他の音色は合わせて最大64ボイス
120(最大)
エフェクト リバーブ、コーラス 伴奏パート:2ステレオ・デジタル・マルチ・エフェクト
鍵盤パート:2ステレオ・デジタル・マルチ・エフェクト
リバーブ、コーラス
メトロノーム テンポ、拍子、音量
デモ・ソング 8曲 21曲 12曲
自動伴奏 なし 280スタイル、64ミュージックスタイル なし
録音機能 なし リアルタイム録音(スタイル・モード)、最大999曲(約100,000音符)、12トラック(4鍵盤パート+ 8自動伴奏パート)、オリジナル・フォーマット(SMF0変換出力機能あり) なし
Bluetooth なし
接続端子 PHONES/LINE OUT兼用端子、USB端子(Type-B)、DAMPER端子 フット・コントローラー端子、オーディオ・イン端子、アウトプットL/MONO、R端、ヘッドホン端子、USB A端子、USB B端子、ペダル端子 PHONES(ヘッドホン/ライン・アウト兼用)、USB(TYPE B)、AUDIO IN、PEDAL
ペダル ダンパー XE20:ダンパー
XE20SP:3ペダル<
B2/B2N:ダンパー
B2SP:3ペダル
アンプ出力 8W × 2 18W × 2 B2N:9W × 2
B2/B2SP:15W x 2
外形寸法 1,282 x 290 x 73 mm(本体のみ) 1,312 x 336 x 118 mm(本体のみ) 1,312 x 336 x 117 mm(本体のみ)
重量 6.0kg(本体)
8.4kg(スタンド込み)
XE20:11.4kg(本体)
XE20SP:21kg(スタンド込み)
B2N:9.3kg(本体)
B2:11.4kg(本体)
B2SP:21kg(スタンド込み)
譜面立て/蓋 譜面立て付属、蓋なし
バンドルソフト あり

各モデルの違いの概要

機能

XE20シリーズは音色やエフェクトの種類が多く、録音機能も備えており、高機能のモデルです。

B2シリーズは、エントリーモデルとしては十分な機能を持っています。

Liamo L1SPも、B2シリーズと同等の機能を持っており、音色の数とスピーカー出力が若干弱い程度です。

B2シリーズ/Liamo L1SPどちらも、同時発音数120なので、基本の機能はしっかりと押さえています。

同時発音数が少ないと余韻の音色が貧弱になる傾向があります。一部のメーカーではエントリーモデルの同時発音数を少なくしていることがあるので注意してください。

ピアノを弾くことがメインならば、B2シリーズ、Liamo L1SPのどちらでも問題ないと思います。

録音したい、色々な音色で遊んでみたい人はXE20シリーズがオススメです。

各モデルで異なる鍵盤を採用していますが、これは各モデルのコンセプトの違いなので、優劣をつけるのは難しいですね。本格タッチか軽いタッチ(弾きやすい)の好みで選んでください。

  • 軽いタッチ:LS鍵盤(L1SP)、NT鍵盤(B2N)
  • 本格タッチ:NH鍵盤(B2/B2SP/XE20シリーズ)

価格

各モデルで約1万円ずつの差があります。

機能からするとXE20シリーズが意外と安いのかもしれません。

各モデルの特徴

高機能なXE20シリーズ

音色やエフェクトの種類が多く、録音機能も備えており、とにかく高機能です。

せっかくなら高機能のモデルが欲しい人はXE20シリーズがオススメです。

機能の違いからするとリーズナブルな価格だと思います。

リーズナブルで本格タッチのB2シリーズ

エントリーモデルですが、12種類の音色、エフェクト2種、同時発音数120などピアノ演奏に必要な機能は十分です。

Liamo L1SPが登場したことで、初心者は悩ましいですね。

基本機能はLiamo L1SPとほぼ同じですが、鍵盤と重量が異なります。

本格的なタッチで、部屋の中だけで演奏するならば、B2またはB2SPがオススメです。

軽いタッチが売りだったB2Nは微妙になりました。B2Nを選ぶのならば、本体自体も軽く新しいLiamo L1SPにしたほうがいいと思います。

軽量・屋外でも演奏できるLiamo L1SP

軽いタッチが欲しいならLiamo L1SPです。

軽量・スリム屋外に持ち運んで演奏することもできます。

6色のカラーバリエーションも嬉しいです。

スタンドも付属するので、初めて電子ピアノを購入する人には断然Liamo L1SPがオススメです。

レッドやブルーなどカラフル・モデルあり!

 

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