最近、洋楽をカラオケで歌い始めました。
1990年代までの洋楽全盛期はよく歌ってたのですが、2000年頃から日本であまり洋楽が流行らなくなったのと、曲が難しすぎて、しばらく歌ってませんでした。
年齢のせいか邦楽もついていけなくなったので、最近また洋楽に戻りつつあります。この辺りは以下の記事で書いてます。
でも、洋楽って難しいんですよね。
特に最近の曲は。
洋楽が好きだけど「難しくて歌えない。。。」って人に向けて、少しでも上手く歌える方法を紹介したいと思います。
日本語の発音についてはこちら
洋楽が難しいのはナゼ?
洋楽は好きなんだけど、カラオケで歌うのはちょっと。。。
洋楽が好きでも自分で歌うのは難しいと思っている人は多いと思います。
大きな理由は
- 口が回らない
- なんかカタカナ読みになってカッコよくない
- どこを歌えばいいのか分からない
- 周囲が曲を知らないので浮いてしまう
だと思います。
口が回らない
いつも聴いている曲でも口が回らないんだよね。。
そもそも英語を喋ることができないから、リズムに乗って発音することは至難の業ですよね。
僕は洋楽を良く歌ってますが、最近の曲は特に難しいです。ネイティブ並みに発音できないと上手く歌えません。
英語で会話できるレベルじゃないとダメなの?
英語で会話できなくてもコツをつかめば、洋楽を歌うことはできます。僕も英会話ができる訳じゃありませんよ(笑)
英語の歌は母音がメロディーになります。子音で音階は出せないので、当然と言えば当然ですが。
英語と日本語は発音のメカニズムが異なります。
- 日本語:子音+母音を一つの言葉として発音する
- 英語など多くの言語:子音と母音を異なる音として発音する
例えば、日本語の「ん」は一つの言葉ですが、英語の「n」は子音の一つです。
日本語の「ん」は前後の言葉によって異なる子音で発音します。m/n/ngです。異なる子音を使っているのに、日本人は「ん」としか認識しません。
例を挙げると
- 漢字:ka n ji
- 完備:ka m bi
- 換気:ka ng ki
日本語以外のほとんどの言語では「m/n/ng」は全く異なる子音として認識されます。単語の並びによってmがnに変化することもありません。
日本語の「ザ行」も前後の言葉によって発音が変化します。
日本語の説明みたいになってしまいましたが、英語の歌を歌おうとしたときに日本語と同じように発音しても上手く歌うことができません。
英語の曲を歌うときには、子音と母音の使い方が重要となります。
ざくっと言うと「母音のメロディーをメインで歌って、音階と音階の間に子音を挟む」歌い方です。子音が3つも4つも連なっていても音階の間に全て挟みこむか子音同士を混ぜてほぼ同時に発音します。
これだけだと「なんのこっちゃ??」と分からないと思うので、後日、詳細な説明をしたいと思います。
カタカナ読みでダサい
スローな曲を歌ってみても、なんかカタカナ読みになってしまってカッコよくないんだよね。。
これもネイティブ並みの発音じゃないと日本語のカタカナ読みっぽくてダサいです。「あぁ、日本人が無理して歌ってるなぁ。。」と分かってしまいます。
さきほどの「口が回らない」で説明した通り、日本語と英語では発音のメカニズムが異なります。日本語の発音のまま英語の曲を歌っても、カタカナで書かれた歌詞を読み上げているようなダサい歌に聞こえます。
カタカナ読みだと、よほどスローな曲でないと、そもそも口が回らなくて歌えませんけど(笑)
ネイティブ並みにカッコよく歌うためには「母音の発音」が重要です。
日本語は「ア/イ/ウ/エ/オ」の5つの母音しかありません。世界的には極端に少ないです。
英語だと日本語のアに相当する母音は「a/æ/ä/ɑ:/ʌ/ə/ɚ/ɝː」などがあります。単母音だけです。二重母音も含めるともっとあります。
本格的にネイティブと同じレベルになるためには全て使い分ける必要がありますが、「ア」だと大きく特徴のある3~4種類を使い分ければ、ほぼほぼネイティブ並みの発音に聞こえます。
使い分けたい母音の代表例は以下の通りです。
- ア
- /ʌ/:comeなどハッキリしたア、日本語のアに近い
- /æ/:badなどアとエの中間
- /ə/:aboutなど力まない曖昧なア
- /ɝː/:birdなどRっぽいアとウの中間
- /ɚ/:misterなどアとウの中間で曖昧な発音
- イ
- /ɪ/:itなど力まない曖昧なイ、日本語のイとエの中間、暗めの音
- /i:/:eatなど日本語のイをさらにハッキリしたイ
- ウ
- /u/:toなど日本語のオとウの中間
- /ʊ/:putなど曖昧なウ
- エ
- /ɛ/:getなど日本語のイとエの中間、明るめの音
- オ
- /ɑ/:wantなどオとアの中間
- /ɔː/:sawなど日本語のオーに近い
母音は、○と□の中間などと説明しているようにほとんど日本語と一致しません。上の例は二重母音を含めていません。英語の母音は上の例以外にもまだたくさんあります。
特に黄色にマーキングした部分を意識すると、格段に英語っぽく聞こえます。黄色以外はカタカナ読みでも、黄色部分だけ正しい発音をすると雲泥の差です。一度試してみてはいかがでしょうか。
こちらも各母音や子音の特徴を今後紹介していきます。
英語には発祥のイギリス英語と植民地から独立したアメリカ英語の大きく2種類に分かれています。イギリス首相のボリス・ジョンソン氏の音声をニュースで耳にしますが、日本人がイメージする英語じゃないですよね。別の言語に聞こえます。
日本人に馴染みなのはアメリカ英語です。特に洋楽の場合、ほぼアメリカなので、カラオケで歌うのはアメリカ英語の発音でいいと思います。たまにイギリスの歌手の曲がヒットしますが、歌の場合、アメリカ英語の発音にしか聞こえません。多分、今時の歌い方をするとおのずとアメリカ英語の発音になってしまうのだと思います。
PRレッスン回数無制限
オンライン英会話のサブスク!月6,480円!
今なら5,000円相当のコインをプレゼント!
ネイティブキャンプ7日間無料体験はこちら
どこを歌えばいいのか分からない
R&Bが好きで良く聞くんだけど、どこがメロディーなのかよく分かんないのよね。。
昔の洋楽はメロディーラインが明確でカラオケでも歌いやすいのですが、2000年代以降の洋楽はメロディーをかぶせまくりです。
メインボーカルとバックコーラスの区別もよく分かりません。「バックコーラスのほうがメインメロディーなんじゃないの?」って曲もよくあります。
「○○ feat. △△」のように、有名アーティストが組んでいることも多くて、2重メロディーみたいにもなっています。
本人のライブ映像などをYouTubeで見ても、録音と本人マイクでかぶせて歌っています。こんな歌い方はカラオケだと無理ですよね。
これは複数の音が必要なので、解決策はありません。
実際にカラオケで歌うとバックコーラス部分もメインボーカルと区別がつかないように歌詞が表示されていたりします。「全部を一人で歌うのは物理的に無理なんですけど。。」と思ってしまうのですが、全ての歌詞を歌うのではなく盛り上がりそうなところに絞って歌うしかないですね。
まぁ、周囲の人は誰も歌詞なんて正確に追いかけてないので、それらしく聞こえていればOKです(笑)
周囲が曲を知らないので浮いてしまう
カラオケで好きな曲を歌いたいんだけど、洋楽を歌うと引かれそうで。。。
昔は有名な洋楽が多かったので、洋楽を歌っても違和感はありませんでしたが、最近は洋楽壊滅状態です。誰でも知ってるのはディズニーの主題歌くらいしかないです。洋楽よりも身近なK-POPに取って変わられたのかもしれませんね。
できるだけ浮かないようにするには、洋楽のみ歌うのではなく、たまに歌う程度にすることぐらいでしょうか。消極的な解決法ですが。。。
正直、「誰も人の歌なんて真面目に聴いてはいません」。
延々と知らない曲を歌われるとウザいですが、知らない曲なんて皆が歌っています。
「初めて聞くけど、けっこういい曲だね」と思わせればいいだけです。
あと「毎回、同じ曲ばかり」歌うのも控えたほうがいいと思います。「その歌、知らんっちゅーねん!」とキレられます。たくさんのレパートリーを用意してカラオケに行く都度変えれば、「へぇー、いろんな曲を知ってるんだぁ~」と受け取ってもらえます。
もちろん、ずーっと知らない曲ばかり続けるのは控えてくださいね。
ネイティブの発音を勉強したい人にはオンラインレッスンがオススメ!
ネイティブ英語話者の発音で勉強したい人は、英会話のオンラインレッスンがあります。
プレミアムプラン月額6,480円です。家族会員のファミリープランは1,980円です。
予約レッスンにはコインが必要ですが、待機しているレッスンだと追加料金ナシで受け放題です!
仕事が不規則で、なかなかレッスンの予約ができない人も、空いた時間でレッスンをすぐに受けられるのでとても便利ですね。
新規登録すると1,000円相当のコインがもらえます!
もちろん7日間無料体験が用意されています。
「本当にちゃんとしたレッスンが受けられるの?」と不安な人は、無料体験でレッスンを受けてみましょう。無料体験期間中に退会すれば費用はかかりません!
PRレッスン回数無制限
オンライン英会話のサブスク!月6,480円!
今なら5,000円相当のコインをプレゼント!
ネイティブキャンプ7日間無料体験はこちら
スタディアプリがネイティブキャンプとのコラボでオンライン英会話を始めました。こちらも定額制で今すぐレッスン無制限/予約レッスン月4回まで受講できます。
PRレッスン回数無制限
オンライン英会話のサブスク!
今なら無料体験あり!
新日常英会話セットプラン無料体験はこちら
日本語の発音についてはこちら
洋楽のおすすめカラオケはこちら
ボイトレはこちら
洋楽をカッコよく歌う方法はこちら
【1】はじめに
【2】歌唱の基礎知識
【3】発声練習編
【4】歌唱テクニック編
- 高音ボイストレーニング -
【1】カラオケで高い声を出したい
【2】高音ボイトレ 導入編
【3】理論編
【4】練習編
- 番外編 -
【番外編】
- 【B1】音程・音階の表記
- 【B3】歌の練習場所は自宅かカラオケボックスか?ヒトカラ?
- 【B4】自宅でボイトレをするときの練習方法 -問題点と工夫-
- 【B5】カラオケボックスでボイトレするときの注意点
- 【B6】カラオケボックスが1200円割引き -うたパスでauユーザー以外でも-
- 【B7】サブスク音楽聴き放題サービスを比較【期間限定でAmazon500ポイントプレゼント!】
- 【B8】自宅でカラオケを楽しむ方法【無料スマホアプリ/ワイヤレスマイク/通信カラオケ/屋外使用可能の充電式カラオケシステム】
- 【B9】洋楽を上手く歌う方法【英語の子音の入れ方でスムーズに!母音の正確な発音でカッコよく歌う!】
コメント